産後の腹直筋離開
「ダイエットを頑張っているのに、お腹だけがどうしても戻らない…」そのお悩み、実は筋力不足ではなく「お腹の溝」が原因かもしれません。産後の体に起きている変化を正しく知ることで、改善への道が見えてきます。諦める前に産前の体と健康を取り戻すための、特別なケアについてお話しいたします。
当院では産後骨盤矯正を中心に、骨盤や姿勢バランスの崩れによる産後特有のいろいろなお悩みにも対応しています。
1 原因
産後のお腹が、
「なかなか凹まない」
「体重は戻ったのにお腹だけ残る」
「腹筋に力が入らない」
このようなお悩みの背景に「腹直筋離開(ふくちょくきんりかい)」が隠れていることがあります。
腹直筋離開とは、お腹の前面にある腹筋(腹直筋)の真ん中が左右へ引き伸ばされ、離れてしまった状態です。
本来、左右の腹筋は「白線(はくせん)」という組織で中央につながっています。
しかし妊娠中は、赤ちゃんの成長に合わせてお腹が大きくなるため、この白線が強く引き伸ばされます。
通常、白線の幅は数ミリ~1cm程度ですが、妊娠後期では大きく広がり、場合によっては10cm以上離れるケースもあります。
これは決して珍しいことではなく、産後女性の多くにみられる変化です。
特に経産婦さんでは高い割合でみられるといわれています。
しかし問題は、
「産後に自然に戻りきらないケースがある」
という点です。
本来、腹筋群は「天然のコルセット」とも呼ばれています。
腹筋がしっかり働くことで、
●内臓を支える
●姿勢を安定させる
●腰を守る
●骨盤を安定させる
●腹圧をコントロールする
といった重要な役割を担っています。
ところが腹直筋離開が起こると、お腹の壁がうまく機能しなくなります。
すると、
●内臓が下垂しやすい
●お腹が前へ出る
●腰へ負担が集中する
●骨盤が不安定になる
などの問題が起こりやすくなります。
さらに産後は、
◆骨盤の開き、反り腰、肋骨の開き、姿勢の崩れ、呼吸の浅さ
も同時に起きているケースが非常に多く見られます。
特に反り腰になると、お腹が常に前へ押し出される状態になります。
すると白線へ負担がかかり続け、腹直筋離開が改善しにくくなるのです。
また、腹圧の乱れも大きく関係しています。
本来、腹圧は、
◆横隔膜、腹筋群、骨盤底筋、多裂筋
などが協調して働くことで安定しています。
しかし産後はこの連動が崩れやすく、
●呼吸が浅い
●お腹へうまく力が入らない
●骨盤底筋が弱る
などが起こります。
その結果、内臓を支えきれなくなり、
●ポッコリお腹
●腰痛
●尿漏れ
●子宮下垂感
などへつながるケースも少なくありません。
つまり腹直筋離開は、
「お腹の見た目だけの問題」
ではなく、
◆姿勢、骨盤、呼吸、腹圧、骨盤底筋
など、身体全体に影響を与える産後特有のトラブルなのです。

2 症状の特徴

腹直筋離開では単純に「お腹が出る」だけではありません。
「体重は戻ったのにお腹だけ残る」
「仰向けから起き上がりにくい」
「お腹に力が入らない」
「下腹だけぽっこりする」
「体幹が不安定」
「腰が反りやすい」
などのお悩みをよく伺います。
特に特徴的なのが、
「お腹の真ん中が盛り上がる」
という症状です。
起き上がる時や腹筋を使った時に、お腹の中央がドーム状に盛り上がるケースがあります。
これは腹筋中央の支えが弱くなっているサインのひとつです。
また、腹筋が本来の働きを失うことで、姿勢維持が難しくなります。
すると身体は別の筋肉で無理に支えようとするため、
◆慢性的な腰痛、肩こり、股関節痛、恥骨痛
などへつながるケースもあります。
さらに腹直筋離開は、尿漏れや子宮下垂感とも深く関係しています。
なぜなら、お腹の支えが弱くなることで腹圧コントロールが乱れ、骨盤底筋へ負担が集中しやすくなるからです。
実際、
●尿漏れ
●ポッコリお腹
●腰痛
●子宮が下がる感じ
が同時に起こっている方も少なくありません。
また、見た目の問題から、
「服が入らない」
「妊婦に間違われる」
「鏡を見るのが嫌」
など、精神的なストレスにつながる方もいらっしゃいます。
しかし実際には、
「何をすればいいかわからない」
という方が非常に多いのです。
自己流で腹筋運動を頑張ってしまい、逆に悪化しているケースも少なくありません。
腹直筋離開では、一般的な腹筋運動が負担になる場合もあるため注意が必要です。
3 当院の施術方針
当院では単純に「腹筋を鍛えるだけ」の考え方ではなく、
「腹筋が自然に働ける身体環境を整えること」
を重視しています。
なぜなら、腹直筋離開は単なる筋力低下ではなく、
◆骨盤バランス、姿勢、呼吸、腹圧、肋骨の開き
などが複雑に関係しているケースが多いからです。
そのため当院では、まず産後特有のお身体の状態を丁寧に確認します。
特に重要視しているのが、
◆骨盤のゆがみ、仙骨バランス、反り腰、肋骨の開き、呼吸状態、腹圧コントロール、股関節の動き
などです。
例えば産後は、肋骨が外へ広がったまま戻りきっていない方が多く見られます。
すると横隔膜がうまく働きにくくなり、呼吸が浅くなります。
その結果、お腹へうまく圧が入らず、腹筋群も働きにくくなってしまいます。
そこで当院では、
◆骨盤矯正、姿勢矯正、肋骨調整、呼吸調整、体幹バランス調整
などを組み合わせながら、お腹の壁全体を整えていきます。
また、離れた腹直筋へ直接アプローチし、本来の収縮感覚を取り戻せるよう施術を行います。
すると徐々に、
●お腹へ力が入りやすい
●姿勢が安定する
●腰が楽
●下腹が引き締まりやすい
などの変化が期待できます。
さらに、
◆尿漏れ、腰痛、子宮下垂感
などの改善につながるケースもあります。
無理なボキボキ矯正ではなく、産後のお身体へ配慮した優しい施術を行っていますのでご安心ください。
広島市佐伯区の中央施術院は、五日市駅からバスで3つ目の停留所にございます。
産後特有のお悩みを、一人で抱え込まずいつでもご相談ください。

4 改善事例

佐伯区/20代女性/2児のママ
産後から、
●お腹のポッコリ感
●妊婦に間違われる
●軽い尿漏れ
などに悩み来院されました。
「体重は戻ったのに、お腹だけ戻らない」
ということが大きなストレスになっていたそうです。
お身体を確認すると、
◆腹直筋離開、骨盤の左右差、反り腰や肋骨の開き
などがみられました。
そこで当院では、
◆骨盤姿勢矯正、肋骨調整、腹直筋への施術
などを継続しました。
●お腹へ力が入りやすい
●下腹がスッキリしてきた
だけでなく、
●腰が楽に
●起き上がりが楽
など、徐々にいろいろな事が改善していきました。
現在では、
「ズボンがユルくなり、鏡を見るのが楽しみになりました」
と喜んでくださっています。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
